【USMシーズン15使用構築】マチありガルランド【最高2050最終2015】
はじめに
こんにちは、あまぽです。今回はシーズン15及び全国PCL(ポケモンサークルリーグ)で約半年間使用したガルランドの構築記事です。PCLも終わり一区切りがついたので、簡易的ですが構築記事を書きました。
結果
シーズン15(2019/4/2~2019/6/18)
TN:Am
最高2050
最終2015 130位
全国PCL
地方予選:3-0
本選:1-1
決勝トーナメント:3-0(準々決勝 準決勝 3位決定戦)
使用構築
構築経緯
ガルーラが使いたかった為、よくあるガルランドゲコガルド@2からスタート。環境に【鬼火羽休めリザードンX+カプ・レヒレ+テッカグヤ】や【ボーマンダ+カプ・レヒレ・カビゴン】などの並びが多かった為、これらのサイクル系統の構築に対して強力な崩しができる【呪いミミッキュ+蛍火電気Zデンジュモク】を@2に採用した。
個体解説
@ガルーラナイト 肝っ玉→親子愛 意地っ張り
八つ当たり-冷凍パンチ-不意打ち-猫だまし
実数値:197-190-120-x-121-139
努力値:H132,A220,D4,S154
メガ枠。ランドロスとギルガルドの毒で相手を削りながら猫不意で縛る。カプ・レヒレ+ボーマンダの並びに対応する為に冷凍パンチ+準速85族抜きに調整。炎のパンチを切ったせいでナットレイやテッカグヤなどに対して打点はないが、それら鋼タイプにはデンジュモクで崩すルートが取れるのでそこまで不便には感じなかった。数的有利もしくは少しでも体力があれば猫だまし+不意打ちで仕事ができるため、それらを意識して立ち回る。
@イアの実 威嚇 呑気
地震-蜻蛉返り-めざめるパワー氷-毒々
実数値:196-166-156-125-100-98
努力値:H252,B252,A4
クッション枠。物理ポケモンに後投げし威嚇を撒きながら蜻蛉帰りで対面操作する。安易に地震やめざ氷を打つと交代先のポケモンの起点になるので蜻蛉帰りのタイミングがシビア。ボーマンダに隙を見せないための技構成だが今シーズンは特殊型も多く、なるべくギルガルドやデンジュモクとセットで対応するようにした。
@ミズZ 激流 控え目
熱湯-水手裏剣-身代わり-ハイドロカノン
実数値:147-x-88-170-91-174
努力値:C252,S252,B4
崩し枠その1。カバリザに対してガルランドが不利なため激流での採用。水技の通りが良い構築に対して出していく。控え目にすることで耐久に厚く振ったミミッキュも水Zで落とすことができる。足が速く火力もある反面、耐久が低いのでランドロスの蜻蛉帰りから安全に着地させる。
@食べ残し バトルスイッチ 控えめ
毒々-キングシールド-身代わり-シャドーボール
実数値:161-x-171-91-183-93
努力値:H204,B4,C100,D100,S100
調整
◇C182カプ・テテフのシャドーボールをブレードフォルムで確定耐え
ランドロスとサイクルを回すうえでタイプ相性がいいため採用。毒々でスリップダメージを稼ぎガルーラの猫+不意打ちの圏内に入れる。ミラーを意識して少し素早さに努力値を割いている。
@バンジの実 化けの皮 陽気
じゃれつく-呪い-身代わり-痛み分け
実数値:131-142-100-x-125-162
努力値:H4,A252,S252
崩し枠その2。受けループや足の遅いサイクル構築に対して初手に投げる。呪い+痛み分けで場を荒らしながら全体に削りを入れ、デンジュモクに繋げる。呪いの定数ダメージを嫌い交換をしてくる相手が多く、ミミッキュ1体で相手の3匹を見ることもできゲームメイクがしやすかった。Z枠がゲッコウガとデンジュモクに割かれているので、場持ちをよくするための半回復木の実。
@デンキZ ビーストブースト 臆病
10万ボルト-めざめるパワー氷-エナジーボール-蛍火
実数値:187-x-94-199-96-138
努力値:H228,B20,C44,D36,S180
調整
◇C200PFサイコキネシス最高乱数切り耐え
◇A197不一致地震最高乱数切り耐え
◆デンキZで145-135カプ・テテフを確定1発
〇準速カプ・レヒレ抜き
崩し枠その3。ミミッキュとセットで相手の受けサイクルを破壊する駒。呪い+蛍火デンキZでタイプ相性を無視して崩しに行けるのが強み。エナジーボールと身代わりは選択だが、ヌオー入りの受けループが多いと感じた為、前者を採用した。全体的に重いメガバンギラスや大体のグライオンの上から動けたりと臆病にするメリットはあった。
選出
基本選出、対カバマンダガルド
++@1
対カバマンダの@1は取り巻きを見て判断(カミツルギ→ギルガルド、カプ・レヒレ+カビゴン→デンジュモク)。ランドロスの毒々と蜻蛉帰りでカバルドンを倒して欠伸ループを抜け出す。ステルスロックで削られるとボーマンダがきつくなる為、ランドロスの体力管理を最優先に立ち回る。
対受けサイクル、受けループ
++@1
ミミッキュの呪いと痛み分けで荒らしてデンジュモクを通す。デンジュモクがワンパンできないポケモンを如何にミミッキュで削りデンキZ圏内に入れるかを考え立ち回る。
ガルーラが出しづらい時
++
ランドロスとギルガルドで毒を回して削りを入れゲッコウガを通す。
雑感
全国PCLに向けて構築を考える際に、どのような相手に対しても立ち回り次第で最低五分以上に戦える構築を作ることを目標にしていました。多くのポケモンに対して行動保証+猫だましと不意打ちによる縛り性能+命中安定技を持つガルーラを軸に毒々を絡めたランド+ガルドのサイクルをするガルランドは、ローリスクでリターンを得たりゲームメイクがしやすく立ち回り次第では多くの構築と戦えるため、PCLのような一発勝負でも十分に戦えると感じました。
実際にPCLでは通算で7-1とかなり安定して勝つことができ個人的には満足しています。
スペシャルサンクス
・ROMを貸してくれたいなご君
・ランドロスを貸してくれたらぼっく君
・ランドロスを貸してくれたむか君
・デンジュモクを貸してくださったポールさん
最後に
四年生の僕にとって今年が最後のPCLだったので、様々な思いをもって半年間ポケモンに取り組んできました。そのなかで一緒に通話をしながらアドバイスをくれたり、メンタル面での相談に乗ってくれたサークル員にはとても感謝しています。PCLというチーム戦だからこそ、一人ではなく皆で一緒になって戦っているんだという実感が緊張感を和らげてくれましたし、何より勝った時の喜びを大勢の人と共有することができてよかったです。
他にも色々と書きたいことが多いですが長くなるのでここらへんで終わります。
最後まで構築記事を読んでくれた皆さん、ありがとうございました。
何かあれば@Amamiyapoeまでお願いします。
【USMシーズン9使用構築】カバマンダparalyzer【最高2045】
〈挨拶〉
こんにちは、あまみやぽけです。今回はシーズン9及び双剣杯で使用したカバマンダの構築記事となります。 次に使いたい構築が見つかったのと、これ以上この構築で勝つことが難しいと感じたのでメモとして記事を書くことにしました。何かの参考になれば嬉しいです。
〈結果〉
S9
最高レート 2045
最終レート 1946
双剣杯
クレセドランブロック 個人4-1 チーム2位抜け
決勝トーナメント 1落ち ベスト16
むか(@mukapoke)が使用
清陵祭2018シングル大会 優勝
真皇杯オンライン予選A
アーゴヨンブロック8-2 1位抜け
決勝トーナメント 1回戦落ち ベスト32
〈使用構築〉
〈コンセプト〉
カバマンダ@4からスタート。以前からカバマンダの並びを使用していたが相手のゲッコウガの選出圧力で、カバルドンを出したくても選出できずステルスロック展開が出来ないのが非常にネックであった。そこで比較的ゲッコウガに対して安定して後投げができ欠伸によりステルスロックとの相性もいいカビゴンに注目した。
カバルドンとカビゴンの二体でステロ+欠伸展開しながら相手を削り積みアタッカーで〆る事、またカプ・コケコの電磁波により素早さを逆転させ積みエースで強引に抜いていく事を意識して構築を組んだ。
<個体解説>
カバルドン@マゴの実
腕白 砂起こし
実数値:212(228)-132-171(140)-X-110(140)-67
HB:A143ミミッキュのA+2ミミZ耐え
HD:C211リザードンYの晴れ大文字耐え
半回復実を持ったステロ撒き要因。後続にカビゴンが控えていればゲッコウガ入りの構築に対しても初手からカバルドンを置きやすかった。メガリザードンYのオーバーヒートで倒されることが何回かあった為、慎重ベースでもよかったと思う。防音ジャラランガに一度破壊されたので絶対に吹き飛ばしの方がいい。
意地っ張り 威嚇→スカイスキン
実数値:171(4)-216(252)-150-X-110-172(252)
技構成:やつあたり-地震-竜の舞-身代わり
AS振り切り
メガ枠。カバルドンとカビゴンで場を荒らしてから展開する。ギルガルドやメタグロスで止まるのを嫌い地震を採用して範囲を広げた。欠伸展開と相性を考え、羽休めを切って身代わりを入れたが困ることはそこまでなかった。AS振り切りなのでミラーにそこそこ強いのが良かった。
カビゴン@バンジの実
腕白 食いしん坊
実数値:262(212)-130-126(236)-X-138(60)-50
技構成:ヘビーボンバー-欠伸-吹き飛ばし-リサイクル
HB:A200ガブリアスの逆鱗が41.2%〜48.4%
HD:C200カプ・テテフの眼鏡サイコキネシスが42.3%〜50.3%
カバルドンを一撃で落とそうとする特殊高火力技に対して後投げしながら欠伸で流す駒。カバルドンが呼ぶ特殊をカビゴンで流しつつ、カビゴンが呼ぶ物理ポケモンにカバルドンを後投げしてステルスロックを撒き二体で欠伸ループに持ち込む流れが強かった。ミミッキュやカプ・テテフへの打点としてヘビーボンバーを採用したが、その反面で制圧力は無くラスト一匹の身代わり持ちに起点にされないよう立ち回る必要があった。
カミツルギ@ハガネZ
陽気 ビーストブースト
実数値:135(4)-233(252)-151-X-51-177(252)
技構成:リーフブレード-スマートホーン-聖なる剣-剣の舞
AS振り切り
カバマンダで苦手な受けサイクルやギャラドスに対して強い駒として採用。最速の理由は足の遅いボーマンダの上からハガネZを打てるため。ステルスロックが入ればハガネZでリザードンY(HB振り以外)やウルガモスも強引に倒せるため、積極的に選出していった。
ウルガモス@ウイの実
控え目 炎の身体
実数値:185(196)-X-102(132)-176(36)-126(4)-138(140)
技構成:火炎放射-めざめるパワー<氷>-ギガドレイン-蝶の舞
HD:C179アーゴヨンのドラゴンZ耐え
S:1舞でメガミミロップ抜き
カバマンダミラーやメタグロス軸に対して強い駒として採用。ギガドレインは相手のカバルドンを回復ソースにする事ができ、ステルスロックにも臆せず選出することができたのと相手を殴りつつ半回復実の調整ができたのも偉かった。耐久力がある反面、火力は低いので炎の舞ではなく火炎放射を採用。
カプ・コケコ@気合いの襷
臆病 エレキメーカー
実数値:151(44)-X-106(4)-129(116)-107(92)-200(252)
技構成:ボルトチェンジ-自然の怒り-挑発-電磁波
H:地球投げ3回耐え
C:余り
D:DL対策
S:最速
カバカビ以外の展開役として採用。主にカバマンダミラーやポリクチ系統、受けサイクルに対して先発で選出する。構築名のparalyzerの通り、電磁波を撒いて相手の足を奪いつつ、ボルトチェンジの対面操作や挑発で裏の積みポケモンのサポートをする。
気合の襷によってスカーフゲッコウガやメガゲンガーに対しても一度突っ張ってから電磁波を入れて機能を停止させることができるのが強み。
<選出>
〇主な選出
カバルドン+カビゴン+ボーマンダorカミツルギorウルガモス
〇カバマンダミラー
カプ・コケコでカバルドンに挑発した後に地震で倒してもらいウルガモスで舞→ギガドレ→ギガドレ。ステロを封じた場合は怒りで削って地震で倒してもらい、ウルガモスで舞→ギガドレでだいたいいけました。裏にスカーフゲッコウガを残されると辛い。
ジャラランガ入りだが相手が出してくることが少なかったのでこの選出だが怪しい。ウルガモスをレヒレで見てる人が多かったのでギガドレで削ってだいたい勝てた。
〇受けループ
カプ・コケコの怒り挑発で場を荒らした後、カバルドンでステロを撒いてカミツルギで〆る。ゲンガーに電磁波が入れば試合を有利に運ぶことができた。
〈雑感〉
カバルドンとカビゴンで相手を削ってエースで〆る構築は比較的扱いやすく選出段階から勝ち筋が見えやすかったので立ち回りも楽だった。その反面で積みエース一匹だけでは全抜き出来ないような構築には選出択になりがちなのでそこの不安定さがレートを伸ばしきれなかった原因かなと思う。
〈Special Thanks〉
・双剣杯にチームで出たり構築を一緒に考えてくれて、電磁波コケコの案を投げてくれたむかくん
http://mukapokemon.hatenablog.com/entry/2018/05/15/153935
【むかくんの記事も是非読んでみてください。】
・色違いのカミツルギを用意してくれたわだーだくん
・ウルガモスのレベルを上げてくれたがやさん
〈最後に〉
前シーズンまでは満足のいく結果が残せなく若干スランプ気味でポケモン自体そこまで楽しくないなって感じてましたが、双剣杯やサークルの新歓大会などをきっかけに、もう一度真剣に取り組んでみようとなりました。むかと一緒に通話しながら構築を組むのは楽しかったですし、あらかじめメジャーなパーティに対して立ち回りを決めておき(進研ゼミ)、その通りに勝てた時はとても嬉しかったです。
結果を求める以外のポケモンの楽しみ方に気づくことができたのでそれらをモチベにまた頑張っていきたいです👌(´・‿<`)-☆
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Twitter: Amamiyapoke
【SMシーズン4使用構築】UltimateMegaバシャバトン
<挨拶>
シーズン2よりバシャーモバトン軸の構築を使い続けてきたが徐々に環境的にも勝てなくなってきたと感じたこと、新しい構築を使ってみたいという思いから今回の構築記事を書き一区切りしようと考えた。本構築はシーズン4終盤まで使用していたものとなる。
<結果>
S4
最高レート 2058
最終レート 泡
<使用構築>
<コンセプト>
前回使用した構築の厳しかった点をまとめあげ現環境に対応できるようにカスタマイズを行った<対ミミッキュ&カバルドン>。個々の種族値を底上げつつ前回のコンセプト同様バシャーモからのバトン展開の恩恵を受けられるよう取り巻きを組んでいった。
*下記がS2に使用した構築であり今回はこれをベースにした。
【SMシーズン2使用構築】脳筋バシャバトンVer2.0 - あまみやぽけのポケ模様
<個体解説>
陽気 加速→加速
実数値:175-181-115-X-101-163
努力値:156-4-116-X-4-228
技構成:フレアドライブ-守る-ビルドアップ-バトンタッチ
前回の構築からの大きな変更点その1。メガストーンが解禁されたことにより種族値が飛躍的に上がり、より安定したバトン役が可能になった。気合の襷バシャーモで課題であった対ミミッキュにおいて上からビルドアップを行うことにより多少は抗えるようになった。またこのポケモン自身の火力が高いためバトン先が倒れてしまった後のフィニッシャーとして運用することもできた。
H:11n-1
B:B+1でA156ミミッキュのフェアリーZ+じゃれつく耐え
S:最速ミミッキュ抜き
*ミミッキュと対面スタートでは<ビルドアップ+守る>と<剣の舞+フェアリーZ>の択になってしまうが、後ろにカバルドンを置くもしくはカバルドンの欠伸からバシャーモを出す流れが多かったのでそこまで気にならなかった。ビルドアップの枠は鬼火と選択。
腕白 砂起こし
実数値:215-133-167-X-110-68
努力値:252-4-108-X-140-4
調整はAdamsさんのものを使わせていただいた。<許可は得ていないのでリンクは割愛します>。もともとこの枠はガブリアスが入っていたが、環境的に刺さっておらずミミッキュにも弱い点からカバルドンに変更した。相手の物理ポケモンに後投げしつつ、ステルスロックや欠伸でバシャーモやガルーラの起点を作るのが役割である。身代わりボーマンダに隙を見せるが最低限のサイクルを回すために怠けるは切れなかった。Dに耐久を振ったお陰で全体的に重いゲッコウガの命の珠冷凍ビームを高乱数以外耐えることができた。
ガルーラ@ガルーラナイト
意地っ張り 肝っ玉→親子愛
実数値:197-192-121-X-122-136
努力値:132-236-4-X-12-126
よくあるABガルーラ。バシャーモがメガシンカするため、以前のようなバトン前提の技構成ではなく、どちらかと言えばパーティの補完として採用。相手がトリル展開や低速サイクルよりの構築ならばバシャーモではなくこちらを出していく。キノガッサが重いので最速70抜き。カバルドンの欠伸からグロウパンチの流れが強かった。
カミツルギ@アクZ
陽気 ビーストブースト
実数値:135-223-152-X-78-204
努力値:4-172-4-X-124-170
技構成:リーフブレード-聖なる剣-辻斬り-剣の舞
前回と同じ構成なので特になし。バトンができない場合でも腐らないよう崩しとして剣の舞を採用。
ボルトロス〈霊獣〉@オボンの実
実数値:184-X-100-174-111-136
努力値:236-X-4-68-86-116
技構成:10万ボルト-めざめるパワー〈氷〉-気合玉-悪だくみ
バシャーモが苦手なボーマンダ系統に対してバトンしていく駒。バシャーモによるビルドアップがある為もう少し耐久を落として火力に回しても良かったかもしれない。カバマンダ系統をもっと意識して気合玉を挑発にするのも一考。
カプ・レヒレ@ミズZ
実数値:175- X-135-132-150-135
努力値:236- X- X-36- X-236
技構成:波乗り-ムーンフォース-瞑想-挑発
前回からの大幅な変更点その2。この枠は以前までチョッキスイクンであったが、半回復木ノ実をもったHDに厚いカバルドンに対しては最低限の仕事を許してしまっていた。よってカバルドンに対して根本的な解決策としてカプ・レヒレを採用。バトンタッチから展開して遂行速度の遅い高耐久ポケモンを起点にしていく。
技構成は挑発と身代わりで最後まで悩んだが、相手の補助技〈黒い霧、吹き飛ばし〉を嫌い前者を選んだ。ステルスロックの削りがあればミズZで無理矢理相手を倒せるので火力不足はそこまで感じなかった。
調整はHSベースで流用したがビルドアップ前提ならもう少し耐久調整をした方がいいかもしれない。〈おすすめの調整があれば教えてください〉。
〈選出〉
⚪︎主な選出
カバルドン+バシャーモ+カミツルギorボルトロス〈霊獣〉orカプ・レヒレ
⚪︎対トリックルーム、受け系統
ガルーラ+カバルドン+@1
〈雑感〉
以前から使い慣れているバトン構築というのもあり選出段階から立ち回りまでスムーズにこなす事ができた。カバルドンでステルスロックを撒きつつバシャーモでエースにバトンし繋ぐ流れはある程度機械化された動きであり、試合中に考える負担を減らす事ができた。
反面、環境的にはフェアリーZと呪いを両立したミミッキュが増加したため、バシャーモバトン軸に対しては非常に向かい風であった。また対面的なパーティである為にエスパー技の一貫を切れていなかったのが勝ちきれなかった原因であったと考える。
数シーズンにかけてバシャーモバトン軸を考え続けてたどり着いた結果で目標である2100に届く事が出来なかったこと、同じ構築を使い続ける事が必ずしも自分にとって成長に繋がる訳ではないと考え構築を公開するに至った。
〈最後に〉
シーズン終盤まで二桁順位をキープしていたが潜るタイミングを間違えて溶かしてしまった事が非常に悔やんでも悔やみきれない。次に構築記事を上げるのはいつかわからないが、今度は違ったコンセプトのパーティを一から使って行きたいと思う。
【SMシーズン2使用構築】脳筋バシャバトンVer2.0
〈挨拶〉
こんにちは、あまみやぽけです。今回はSMシーズン2及び第3回ちょくおふで使用したバシャバトン構築についての記事となります。前回使用した構築である、脳筋バシャバトンをベースに全体をブラッシュアップした形になります。
〈結果〉
S2
最高レート 2072
最終レート1975
第3回ちょくおふ
虚無ブロック 5-2 ブロック1位抜け
決勝トーナメント 3-1 3位
〈使用構築〉
〈コンセプト〉
バンク解禁後より注目していたバシャーモを主軸に構築を組むところからスタートした。バシャーモ自身にZ技を持たせ抜き性能を上げる構築では、どうしてもこのポケモン自身の炎・格闘タイプの範囲の狭さがネックであると考え、特性加速によるS上昇や剣の舞による崩し性能を、そのまま取り巻きにバトンし引き渡すことによって様々なパーティに対して柔軟に対応できるようにした。バトンしたガルーラ、カミツルギや霊獣ボルトロスで展開し、こちらのやりたいことを相手に一方的に押し付け、試合をリードできるような構築を試みた。
〈個体解説〉
ガルーラ@ガルーラナイト
いじっぱり きもったま→おやこあい
実数値:211-191-121-X-122-123
努力値:244-228-4-X-12-20
バシャーモからのバトン先を考えた際に、高耐久による行動保ショウを持ち、技範囲の広さによる抜き性能の高さを評価して採用。特性により襷持ちで止まらないのが偉い。バトンタッチから繰り出す関係上、どうしてもメガシンカ前に相手の攻撃を受けてしまうため努力値は耐久に厚く振った形にした。副産物として崩し性能は持たないが、バトンせずとも多くのポケモンと対面から殴り合えるようになり、バトン以外の選出がグッとしやすくなった。バトン時の被弾を攻撃しながら回復できるドレインパンチによりゴツメ持ちにも多少抗えるようになった。
ガブリアス@ドラゴンZ
陽気 鮫肌
実数値:183-182-116-X-105-169
努力値:X-252-4-X-X-252
見た目上の電気の一貫切り、パーティ全体を通して足の遅さが気になった為に採用。バトン展開を補助する為にステルスロックを巻きつつ、有利対面で積極的に剣の舞をすることにより自身も崩し性能を持てるのが強かった。ドラゴンZは逆鱗で拘りたくない場面や初手のリザードン対面で重宝した。バトン先としても稀に展開する。
カミツルギ@アクZ
陽気 ビーストブースト
実数値:135-223-152-X-78-204
努力値:4-172-4-X-124-170
技構成:リーフブレード-スマートホーン-聖なる剣-辻斬り
前回の構築ではこの枠はギルガルドであったが、キングシールドを切った型の為ミミッキュや不意打ちを持つガルーラ、ヌオー入り受けループそしてS2後期に増加したカバルドンに対して後手に回ることが多かった。よってそれらに強い駒としてカミツルギを採用した。バトン先のエースとして非常に優秀で展開が決まれば破格の崩し性能を持つ。ステルスロックの補助とZ技により強引にタイプ相性を無視して相手を崩していけるのが魅力的であった。ビーストブーストと展開構築は相性がよく、一度特性が発動すれば相手の受けを許さない火力を持っていた。
調整意図は耐久はDラインが控えめカプ・テテフのサイコキネシス耐え、素早さが最速ガブリアス抜き、余りAとなっている。
ボルトロス〈霊獣〉@オボンの実
図太い 蓄電
実数値:184-X-100-174-111-136
努力値:236-X-4-68-86-116
技構成:10万ボルト-めざめるパワー〈氷〉-気合玉-悪だくみ
A252意地っ張りメガボーマンダのすてみタックルをオボン込み2耐え。
ステルスロック+悪だくみ10万ボルトでH244ミミッキュを確定1発。
最速70族抜き。
最低限の耐久と火力を両立させたボルトロス。バシャーモが苦手とするボーマンダに対してのバトン先として採用。バトン先のエースが物理に偏れば相手の威嚇を絡めたサイクルに往なされてしまう為、特殊方面での崩し枠として悪巧みを採用し制圧していく。ボーマンダ系統の構築には必ずと言っていいほど選出していた。
バシャーモ@気合の襷
陽気 加速
実数値:167-140-111-X-90-145
努力値:92-X-166-X-X-252
技構成:地震-守る-剣の舞-バトンタッチ
この構築の要であり選出段階でいかに展開していくかを考える。持ち物に関しては先制技を持たないどんな相手に対しても強引に剣の舞からのバトン展開ができる気合の襷を採用した。これにより初手のカプ・テテフ対面で剣の舞→守る→バトンタッチが比較的安定する。
〈カプ・テテフ側がエスパーZを打つなら1ターン目であり襷で耐える。2ターン目はこちらの守るで確実に上を取りバトンできる。カプ・テテフが拘りスカーフでも同様の立ち回りでバトン可能。〉また守るは相手のZ技を透かしたりフィールドやトリックルームのターン管理に役立った。メインウエポンは現環境において格闘の通りが悪く、ミミッキュの皮を剥がすことができない為飛び膝蹴りではなく地震を採用した。これによりバシャーモミラーや本来不利なドイドイデに対して優位に立ちまわることができた。
スイクン@突撃チョッキ
控えめ プレッシャー
実数値:183-X-137-155-138-128
努力値:60-X-4-244-20-180
ふゆのさんのチョッキスイクンをそのまま使用させてもらった。
〈許可は得ていない為リンクは割愛、また何か問題があれば編集し直します。〉
相手のパーティにボーマンダやゲッコウガ、カバルドンがいる場合に初手からバシャーモで展開するのが困難な為、それらに強いチョッキスイクンを採用。 突撃チョッキにより対面性能が高く初手に置いて困ることが殆どなかった。凍える風でバシャーモのサポートをしたり、処理速度の遅い耐久ポケモン〈ポリゴン2やドヒドイデなど〉に対して絶対零度で圧をかけられるのも魅力であった。
〈選出〉
○主な選出
スイクンで雑に相手を削り、技範囲の広いガルーラにバトンを繋げて制圧する。ガルーラへのバトンが成功すればeasy winすることができる。
○受けループ、ブルルドイドイデ
ガブリアスで初手にステルスロックを巻いて相手に倒してもらい、バシャーモの剣の舞からカミツルギに繋ぐ。バシャーモが地震を持っているのでドイドイデを削りつつカミツルギで〆る。
○ボーマンダ系統
スイクンでボーマンダ、マンムーを削りつつバトン先からのボルトロスで〆る。ナットレイには気合玉を当てなきゃいけない。
その他、相手のパーティを見て刺さっているエースを選ぶ。バトン先のエースが分散しているため比較的選出はしやすい。また対面寄りの選出も可能なのでバトンに拘らないことも大切であった。
〈重いポケモン・パーティ〉
スイクンやガルーラでしか対面から勝てない。またバシャーモのバトン展開が阻害されやすい。
AS剣の舞型ならばそれまでだが、呪いトリル型だと厳しい。バトン構築を使っている関係上どうしても重くなりがち。呪われて倒れる前に相手を倒しきるよう立ち回るほかない。
加速して相手を殴るパーティなので、素早さを逆転され切り返されると後手に回りやすい。バシャーモの守るでターンを稼ぐか、対面寄りの選出をしてトリガーに仕事をさせないよう立ち回る。
〈雑感〉
前回の構築の反省点を自分なりにまとめブラッシュアップしたが、ミミッキュの型の多様化や吹き飛ばしカバルドン、S3以降解禁されるメガクチートによりトリックルームを絡めた構築が増えると考えこれ以上はバトン構築で勝ち切ることは難しいと感じた。
しかし自分のやりたいことを相手に押し付けるファイティングスタイルは自分の考えやプレイと合うと認識することができ、収穫であった。次回はまた別の形でその考えを構築に反映できればと思う。
〈すぺしゃるさんくす〉
オフ前日にカミツルギの個体を提供してくれた うり坊くん
以上で終わります。最後まで読んでいただきありがとうございます(´・‿・`)
【第9回ぽちゃオフ シングル部門三位】 脳筋バシャバトン軸
初めまして。あまみやぽけです。
今回、第9回ぽちゃオフのシングル部門で、予選6-1で1位抜け、決勝で三位という成績を収めることが出来き折角なので構築記事を書こうと思いました。
〈はじめに〉
バンク解禁前から注目してたバシャーモを軸に構築を組むことを考えた。最初は炎Zを持たせた抜きエースとして採用しようと考えたが炎・格闘の範囲では止まる相手が多いと感じたので、抜きエースとしてではなくビルドバトンによるエースポケモンのサポートとして採用した。
バトン先のポケモンとして、技範囲の広さと行動保証を兼ね備えたガルーラを採用。バシャガルをベースに残りの取り巻きを決めた。また基本選出に、行動保証(気合の襷)+メガ枠+Z持ちポケモンor補完が入るよう意識した。
〈以下採用順の個体解説〉
バシャーモ@気合の襷
陽気 加速
155-172-91-x-90-145
守る-ビルドアップ-バトンタッチ-飛び膝蹴り
構築の始まりであるポケモン。
ほとんどの構築に初手から投げていった。持ち物は必ずビルドアップを積んでバトンをしたかったので行動保証の持てる気合の襷。安全に加速する為の守ると後続につなげる為のビルドアップとバトンタッチ、残りに飛び膝蹴りを採用した。相手がバトン先のポケモンに負荷をかけるために打つZ技を襷で消費させて安定して後続につなげられるのが襷の強みだった。環境にマリルリやファイアローがいないのもバシャーモにとって追い風であった。
ガルーラ@ガルーラナイト
意地っ張り 肝っ玉→親子愛
211-192-121-x-121-123
やつあたり-冷凍パンチ-ドレインパンチ-嚙み砕く
バトン先のエースとして採用。バトンタッチ時に受けるダメージを減らし火力を確保する為HAベース。捨て身の反動や秘密の力の火力不足を嫌いやつあたりを、ガブリアスやボーマンダに対する打点として冷凍パンチを採用した。バトンタッチのタイミングで必ずガルーラにダメージが入ってしまうので相手を攻撃しつつ回復ができるドレインパンチを採用。実際、ガルーラをある程度削り後続の先制技圏内に入れてこようとする相手に対してうまく機能した。残りの技はゴースト打点として嚙み砕くを採用したがあまり打つ機会が無かったため要検討。高耐久と技範囲の広さからほとんどの構築に出していき、バトンが決まればイージーウィンがしやすかった。
ギルガルド@ゴーストZ
バトルスイッチ 意地っ張り
155-112-170-x-171-92
シャドークロー-アイアンヘッド-影うち-キングシールド
上の二体ではクレセリアの処理が難しいと感じ、またカプ・テテフのエスパー技の一貫を切るために採用。調整は6世代のものを流用した。バトン先のエースとしても強かった。この枠はミミッキュでもよかった様に思える。
ボルトロス(霊獣)@オボンの実
ずぶとい 蓄電
184-x-132-165-101-125
10万ボルト-めざめるパワー(氷)-気合玉-悪巧み
地面の一貫を切りつつ、6世代の頃にバトン先のエースとして強かった霊獣ボルトロスを採用。マンダ軸によく選出していった。カプ・コケコのマジカルシャインをオボン込みで3回耐えるのでバトンが決まれば悪巧みで崩していけた。
ガブリアス@ドラゴンZ
陽気 鮫肌
183-182-116-x-105-169
逆鱗-地震-炎の牙-剣の舞
パーティー全体で足の遅さが目立ったのとボルトロス以外で電気の一貫を切りたかったので採用。ビルドアップからのバトンが決まれば拘り鉢巻とスカーフを持ちつつZ技による崩しができる打ち分け可能なガブリアスが誕生する。メインウェポンの逆鱗地震は確定として、パーティーに炎打点が無かったので炎の牙を採用。最後にZ技と相性のいい剣の舞を採用。ドラゴンZ技は逆鱗で拘りたくないがドラゴン技を打ちたい時に重宝した。
スイクン@カゴの実
ずぶとい プレッシャー
207-x-183-110-136-105
熱湯-冷凍ビーム-瞑想-眠る
霊獣ボルトロスと縦の相性がよくバトン先としても優秀だったため採用。7世代になってもこのポケモンの詰ませ性能は高かった。
基本選出はバシャーモ+ガルーラ+@1でした。
〈最後に〉
初めてオフで結果を残すことができて嬉しかったです。しかしゲッコウガやミミッキュなど処理ルートが曖昧なポケモンもいるので次はちゃんとそれらにも対応できる様な構築を作りたいと思いました。
拙い構築記事でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
なにかあれば@Amamiyapoke(Twitter)まで