【SMシーズン2使用構築】脳筋バシャバトンVer2.0
〈挨拶〉
こんにちは、あまみやぽけです。今回はSMシーズン2及び第3回ちょくおふで使用したバシャバトン構築についての記事となります。前回使用した構築である、脳筋バシャバトンをベースに全体をブラッシュアップした形になります。
〈結果〉
S2
最高レート 2072
最終レート1975
第3回ちょくおふ
虚無ブロック 5-2 ブロック1位抜け
決勝トーナメント 3-1 3位
〈使用構築〉
〈コンセプト〉
バンク解禁後より注目していたバシャーモを主軸に構築を組むところからスタートした。バシャーモ自身にZ技を持たせ抜き性能を上げる構築では、どうしてもこのポケモン自身の炎・格闘タイプの範囲の狭さがネックであると考え、特性加速によるS上昇や剣の舞による崩し性能を、そのまま取り巻きにバトンし引き渡すことによって様々なパーティに対して柔軟に対応できるようにした。バトンしたガルーラ、カミツルギや霊獣ボルトロスで展開し、こちらのやりたいことを相手に一方的に押し付け、試合をリードできるような構築を試みた。
〈個体解説〉
ガルーラ@ガルーラナイト
いじっぱり きもったま→おやこあい
実数値:211-191-121-X-122-123
努力値:244-228-4-X-12-20
バシャーモからのバトン先を考えた際に、高耐久による行動保ショウを持ち、技範囲の広さによる抜き性能の高さを評価して採用。特性により襷持ちで止まらないのが偉い。バトンタッチから繰り出す関係上、どうしてもメガシンカ前に相手の攻撃を受けてしまうため努力値は耐久に厚く振った形にした。副産物として崩し性能は持たないが、バトンせずとも多くのポケモンと対面から殴り合えるようになり、バトン以外の選出がグッとしやすくなった。バトン時の被弾を攻撃しながら回復できるドレインパンチによりゴツメ持ちにも多少抗えるようになった。
ガブリアス@ドラゴンZ
陽気 鮫肌
実数値:183-182-116-X-105-169
努力値:X-252-4-X-X-252
見た目上の電気の一貫切り、パーティ全体を通して足の遅さが気になった為に採用。バトン展開を補助する為にステルスロックを巻きつつ、有利対面で積極的に剣の舞をすることにより自身も崩し性能を持てるのが強かった。ドラゴンZは逆鱗で拘りたくない場面や初手のリザードン対面で重宝した。バトン先としても稀に展開する。
カミツルギ@アクZ
陽気 ビーストブースト
実数値:135-223-152-X-78-204
努力値:4-172-4-X-124-170
技構成:リーフブレード-スマートホーン-聖なる剣-辻斬り
前回の構築ではこの枠はギルガルドであったが、キングシールドを切った型の為ミミッキュや不意打ちを持つガルーラ、ヌオー入り受けループそしてS2後期に増加したカバルドンに対して後手に回ることが多かった。よってそれらに強い駒としてカミツルギを採用した。バトン先のエースとして非常に優秀で展開が決まれば破格の崩し性能を持つ。ステルスロックの補助とZ技により強引にタイプ相性を無視して相手を崩していけるのが魅力的であった。ビーストブーストと展開構築は相性がよく、一度特性が発動すれば相手の受けを許さない火力を持っていた。
調整意図は耐久はDラインが控えめカプ・テテフのサイコキネシス耐え、素早さが最速ガブリアス抜き、余りAとなっている。
ボルトロス〈霊獣〉@オボンの実
図太い 蓄電
実数値:184-X-100-174-111-136
努力値:236-X-4-68-86-116
技構成:10万ボルト-めざめるパワー〈氷〉-気合玉-悪だくみ
A252意地っ張りメガボーマンダのすてみタックルをオボン込み2耐え。
ステルスロック+悪だくみ10万ボルトでH244ミミッキュを確定1発。
最速70族抜き。
最低限の耐久と火力を両立させたボルトロス。バシャーモが苦手とするボーマンダに対してのバトン先として採用。バトン先のエースが物理に偏れば相手の威嚇を絡めたサイクルに往なされてしまう為、特殊方面での崩し枠として悪巧みを採用し制圧していく。ボーマンダ系統の構築には必ずと言っていいほど選出していた。
バシャーモ@気合の襷
陽気 加速
実数値:167-140-111-X-90-145
努力値:92-X-166-X-X-252
技構成:地震-守る-剣の舞-バトンタッチ
この構築の要であり選出段階でいかに展開していくかを考える。持ち物に関しては先制技を持たないどんな相手に対しても強引に剣の舞からのバトン展開ができる気合の襷を採用した。これにより初手のカプ・テテフ対面で剣の舞→守る→バトンタッチが比較的安定する。
〈カプ・テテフ側がエスパーZを打つなら1ターン目であり襷で耐える。2ターン目はこちらの守るで確実に上を取りバトンできる。カプ・テテフが拘りスカーフでも同様の立ち回りでバトン可能。〉また守るは相手のZ技を透かしたりフィールドやトリックルームのターン管理に役立った。メインウエポンは現環境において格闘の通りが悪く、ミミッキュの皮を剥がすことができない為飛び膝蹴りではなく地震を採用した。これによりバシャーモミラーや本来不利なドイドイデに対して優位に立ちまわることができた。
スイクン@突撃チョッキ
控えめ プレッシャー
実数値:183-X-137-155-138-128
努力値:60-X-4-244-20-180
ふゆのさんのチョッキスイクンをそのまま使用させてもらった。
〈許可は得ていない為リンクは割愛、また何か問題があれば編集し直します。〉
相手のパーティにボーマンダやゲッコウガ、カバルドンがいる場合に初手からバシャーモで展開するのが困難な為、それらに強いチョッキスイクンを採用。 突撃チョッキにより対面性能が高く初手に置いて困ることが殆どなかった。凍える風でバシャーモのサポートをしたり、処理速度の遅い耐久ポケモン〈ポリゴン2やドヒドイデなど〉に対して絶対零度で圧をかけられるのも魅力であった。
〈選出〉
○主な選出
スイクンで雑に相手を削り、技範囲の広いガルーラにバトンを繋げて制圧する。ガルーラへのバトンが成功すればeasy winすることができる。
○受けループ、ブルルドイドイデ
ガブリアスで初手にステルスロックを巻いて相手に倒してもらい、バシャーモの剣の舞からカミツルギに繋ぐ。バシャーモが地震を持っているのでドイドイデを削りつつカミツルギで〆る。
○ボーマンダ系統
スイクンでボーマンダ、マンムーを削りつつバトン先からのボルトロスで〆る。ナットレイには気合玉を当てなきゃいけない。
その他、相手のパーティを見て刺さっているエースを選ぶ。バトン先のエースが分散しているため比較的選出はしやすい。また対面寄りの選出も可能なのでバトンに拘らないことも大切であった。
〈重いポケモン・パーティ〉
スイクンやガルーラでしか対面から勝てない。またバシャーモのバトン展開が阻害されやすい。
AS剣の舞型ならばそれまでだが、呪いトリル型だと厳しい。バトン構築を使っている関係上どうしても重くなりがち。呪われて倒れる前に相手を倒しきるよう立ち回るほかない。
加速して相手を殴るパーティなので、素早さを逆転され切り返されると後手に回りやすい。バシャーモの守るでターンを稼ぐか、対面寄りの選出をしてトリガーに仕事をさせないよう立ち回る。
〈雑感〉
前回の構築の反省点を自分なりにまとめブラッシュアップしたが、ミミッキュの型の多様化や吹き飛ばしカバルドン、S3以降解禁されるメガクチートによりトリックルームを絡めた構築が増えると考えこれ以上はバトン構築で勝ち切ることは難しいと感じた。
しかし自分のやりたいことを相手に押し付けるファイティングスタイルは自分の考えやプレイと合うと認識することができ、収穫であった。次回はまた別の形でその考えを構築に反映できればと思う。
〈すぺしゃるさんくす〉
オフ前日にカミツルギの個体を提供してくれた うり坊くん
以上で終わります。最後まで読んでいただきありがとうございます(´・‿・`)